岸田文雄首相は1日、千葉県松戸市の子育て支援施設を視察し、施設利用者をはじめとする子育て当事者らから直接意見を聞く「こども政策対話」を行った。首相が掲げる「次元の異なる少子化対策」の実現に向け参考としたい考え。
視察後、首相は記者団に「参考になる示唆をたくさんいただいた」と述べ、「次元の異なる少子化対策では、親が働いていても家にいても全ての子供子育て世帯を切れ目なく支援することを基本理念の一つとしている」と強調した。
施設は松戸市がNPO法人に運営を委託している「ほっとルーム八柱」。新京成八柱駅直結で、子供の一時預かりや施設の一角を仕事場として利用できるコワーキングスペースを備えているほか、保護者同士のコミュニティースペースとしても機能している。首相は、こども政策対話の中で「都市型の子育て支援として素晴らしい機能がある」と評していた。