日立アステモCEO退任へ 後任にホンダの竹内氏

日立アステモの最高経営責任者に就任する竹内弘平氏
日立アステモの最高経営責任者に就任する竹内弘平氏

日立製作所子会社の自動車部品メーカー、日立Astemo(アステモ)は1日、ブリス・コッホ最高経営責任者=CEO=(59)が30日付で退任し、後任として元ホンダ副社長の竹内弘平氏(63)が7月1日付で就任する人事を発表した。コッホ氏は、日立子会社で英国に本社を置く日立ヨーロッパの会長に就く。

日立アステモは5月、ブレーキやサスペンションなど22種類の部品約2億点で、検査の不実施やデータ改ざんなどの不正があったと発表した。同社は、コッホ氏の退任と直接の関係はないとした上で「新たなCEOが再発防止をリードする」と説明している。

日立アステモには現在、日立が66・6%、ホンダが33・4%を出資している。9月には日立が出資比率を引き下げ、日立とホンダがそれぞれ40%ずつ出資する形となる。

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