任期満了に伴う山形県酒田市長選(8月20日告示、同27日投開票)で、元副市長で元東北公益文科大教授の矢口明子氏(56)が1日、市内で記者会見し「市長候補にという声にお応えし、酒田のまちづくりに取り組みたい」と述べて立候補を正式に表明した。同市長選で立候補を表明したのは矢口氏が初めて。
矢口氏は公約として昨年12月策定の市総合計画の実現を柱に①若者が就きたい仕事をつくる②誰もが主役になるまちづくり③市民目線の行政推進-を挙げ、2度のニュージーランド留学経験を踏まえ「日本で行政改革というとコストカットを意味するが、本来は国民主権が機能することだと学んだ。酒田市でも進めていきたい」と述べた。
矢口氏は東京都生まれ。慶応大を卒業後、神奈川県庁などをへて同大講師となり、平成28年から昨年まで副市長を務めた。