立民、参院法務委員長の解任決議案 入管難民法改正案巡り

開かれた参院法務委の理事会=1日午前
開かれた参院法務委の理事会=1日午前

参院法務委員会は1日の理事会で、外国人の送還や収容のルールを見直す入管難民法改正案を巡り、与党側からの採決提案を踏まえ、杉久武委員長(公明党)が職権で同日の採決を決定した。これを受け、立憲民主党は杉氏の解任決議案を参院に提出した。提出理由として「審議時間も内容も不十分、与野党間の合意もないまま採決を強行しようとしている」と指摘した。法務委は委員長の解任決議案提出を受け、散会した。

杉氏は同日、解任決議案提出に関し国会内で記者団の取材に対し、「衆院を超える審議時間の確保や2回にわたる視察など、充実した審議を心がけてきた」と述べた。

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