日本維新の会は1日、次期衆院選の候補者発掘に向けた「維新政治塾」の第7期の開講式を都内で行った。応募者710人から選考を通過した約550人が入塾。塾長を務める音喜多駿政調会長は「衆院解散・総選挙はいつ行われてもおかしくない。挑戦を考えている方は公募書類を出してもらい、同時並行で学びを深めてもらいたい」と呼びかけた。
講義はオンラインと併用で、この日は約180人が会場に出席した。現役議員らが講師を務め、8月には初代塾長の橋下徹元大阪市長による講義も予定している。初回の記念講義で馬場伸幸代表は「橋下さんは、われわれの悪口を言うんじゃないかと期待している。個人で呼べばむちゃくちゃ(講演料が)高いが、皆さまの(受講料)負担でお呼びすることができた」と冗談めかして語り、会場を沸かせた。
維新は衆院選の候補者発掘のため、政治塾のほかにオンラインの志望者説明会を計4回実施し、257人が参加。うち130人が出馬に関し、前向きな意思表示をしているという。