大関昇進の伝達式に駆けつけた母エンフゲレルさん(左)と父ビャンブチュルンさん(右)にキスされ、笑顔の霧馬山改め霧島=31日午前、東京都墨田区の陸奥部屋(代表撮影)大相撲の霧馬山改め新大関霧島が最高の親孝行を果たした。31日に東京都墨田区の陸奥部屋で行われた伝達式の口上で「今まで以上に稽古して頑張ります」と決意。故郷のモンゴルから来日し、夏場所千秋楽の28日に4年ぶりに再会した父ビャンブチュルンさん(53)、母エンフゲレルさん(50)の前で堂々たる姿を披露した。
新大関は伝達式後の記者会見で「相撲をやめて帰りたいという気持ちの時、お父さんとお母さんに『頑張れ』という言葉をもらって乗り越えられた」と明かした。母は「8年前に日本へ一緒に来た時は連れて帰りたい思いだった。とてもうれしい。すごくいい記念になった」と目を赤くした。
昇進伝達式を終え、笑顔でガッツポーズする霧馬山改め新大関霧島(上)。左端は父ビャンブチュルンさん、手前右端は母エンフゲレルさん=31日午前、東京都墨田区の陸奥部屋(代表撮影)会見では師匠の陸奥親方(元大関霧島)の現役時代のしこ名を受け継ぐことを発表。父は「親方の言うことをしっかり聞いて、素直さを忘れずにやってほしい」と語った。
大関昇進伝達式を終え陸奥親方(左)と第12代目井筒部屋師匠の遺影を手にする霧馬山 =31日、東京都墨田区(代表撮影)大関昇進伝達式を終えた霧馬山(前列左)は陸奥親方から授かった現役時代のしこ名「霧島」と記された色紙を手に笑顔。後列左は母エンフゲレルさん、同右は父ビャンブチュルンさん =31日、東京都墨田区(代表撮影)大関昇進の伝達を受け口上を述べる霧馬山改め霧島(中央)。右は陸奥親方=31日午前、東京都墨田区の陸奥部屋(代表撮影)大関昇進の伝達を受け口上を述べる霧馬山改め霧島(左から2人目)。その右は陸奥親方=31日午前、東京都墨田区の陸奥部屋(代表撮影)大関昇進の伝達式後の記者会見で、しこ名を陸奥親方(右)が現役時代に名乗った「霧島」へ改名することを発表した霧馬山=31日午前、東京都墨田区の陸奥部屋(代表撮影)大関昇進の伝達式後の記者会見で、しこ名を「霧島」へ改名することを発表した霧馬山=31日午前、東京都墨田区の陸奥部屋(代表撮影)大関昇進伝達式を終え、お祝いの鯛を手に笑顔を見せる霧馬山(前列左から3人目)。前列左から陸奥親方夫人、陸奥親方(元大関霧島)、1人おいて伊勢ノ海理事。霧馬山の後ろは母エンフゲレルさん(後列右から4人目)父ビャンブチュルンさん(同3人目) =31日、東京都墨田区(代表撮影)大関昇進伝達式を終えビールで乾杯する霧馬山(前列中央)。前列左からおかみさん、陸奥親方(元大関霧島)、1人おいて使者の伊勢ノ海理事、枝川審判委員。霧馬山の左後ろは母エンフゲレルさん、同右は父ビャンブチュルンさん、後列右端は鶴竜親方 =31日、東京都墨田区(代表撮影)