中国と北朝鮮を隔てる大河、鴨緑江(アムノクガン)(全長約790キロメートル)は朝鮮民族が聖地とあがめる白頭山(ペクトウサン)(標高2744メートル)を水源とし、西に向かって黄海へ注ぐ。東側では豆満江(トゥマンガン)(全長約520キロメートル)が日本海へと流れている。
白頭山は、朝鮮民族にとって特別な山だ。北朝鮮世襲3代の金一族も、神格化のためか〝白頭山の血統〟をコトあるたびに強調している(まぁ、金正日(キム・ジョンイル)が、ここで生まれたとは信じがたいが)。それはさておき、朝鮮民族にとって「死ぬまでに一度は登ってみたい山」らしい。