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産経抄

5月31日

英文学者で作家の吉田健一は、海軍一等兵として終戦を迎えた。しばらくは、ぼろぼろの水兵服で暮らしていた。多くの復員兵も似たようなものだろうが、なんといっても時の宰相、吉田茂の長男である。「父親と反目して、背広も買ってもらえない」などと取り沙汰された。

▼実は終戦直後の一時期、外相に就任した父親の秘書役を務めていたらしい。子供時代に外交官だった父親に連れられて主に海外で過ごしている。英ケンブリッジ大仕込みの英語は、大いに頼りになったはずだ。なぜ、長続きしなかったのか。

▼「この時期のように誰だか解らない人間に馴れ馴れしくされたことはない」。後に発表したエッセーにこんな記述がある。宰相の息子としてちやほやされる事態を恐れて、意識的に父親と距離を置いたのではないか。

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