米半導体大手エヌビディア時価総額1兆ドル超え 株価上昇で一時

米カリフォルニア州にあるエヌビディア本社の外観=30日(ゲッティ=共同)
米カリフォルニア州にあるエヌビディア本社の外観=30日(ゲッティ=共同)

米半導体大手エヌビディアの時価総額が30日の取引時間中に、大台の1兆ドル(約140兆円)を超えた。複数の米メディアが報じた。半導体メーカーで1兆ドルを超えたのは初めて。同社が手がける人工知能(AI)向けの半導体開発に期待が集まり、株価が上昇した。

30日の終値は前週末比約3%高の401・11ドルで、米調査会社ファクトセットによると、終値での時価総額は9907億ドルだった。

エヌビディアは1993年に創業し、画像処理半導体(GPU)の設計を強みとする。同社の半導体は複雑な計算を必要とする生成AIの開発に対応できるとして需要が増加し、決算も好調。30日の終値は昨年末時点の約2・7倍に達した。

時価総額が1兆ドルを超えている米企業にはアップルやマイクロソフト、グーグルの親会社アルファベットなどがある。(共同)

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