財務官、日銀と情報交換 為替変動「適切に対応」

国際金融市場に関する情報交換会合を終え、記者団の取材に応じる財務省の神田真人財務官=30日午後、東京都千代田区
国際金融市場に関する情報交換会合を終え、記者団の取材に応じる財務省の神田真人財務官=30日午後、東京都千代田区

財務省の神田真人財務官は30日、外国為替相場の「過度な変動は好ましくない」として「必要があれば適切に対応する」と述べた。財務省と金融庁、日銀が開いた国際金融市場に関する情報交換会合後、記者団の取材に答えた。為替介入については「あらゆるオプションを否定しない」としたが、現状が介入する状況に当てはまるかどうかは「コメントを差し控える」とするにとどめた。

会合には神田氏のほか、金融庁の天谷知子金融国際審議官、日本銀行の清水誠一理事らが出席した。1ドル=140円台まで円安が進んだ外国為替相場を巡って議論。米国の債務上限問題の影響などに関しても意見を交わしたもようだ。

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