厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が4月に発表した日本の将来推計人口によると、約半世紀後の令和52年のわが国の人口は、現在に比べ約3割少ない8700万人。うち10%超の約940万人を外国人が占め、日本人は7760万人。昨年、想定より11年も早く80万人を割った日本人の出生数も45万人にまで落ち込むという。
生産年齢人口が7%も減少
50年も先の話で不確定要素が多いが、少子化による人口減少はわが国が初めて経験する事態。しかも65歳以上の高齢者人口が38%と令和2年比で10%増える一方、15~64歳の生産年齢人口は59%から52%に減り、人口構成も大きく変化する。