米大リーグ、エンゼルスの大谷は29日、敵地シカゴでのホワイトソックス戦に「3番・指名打者」で出場し、4打数無安打だった。チームは6―4で勝ち、連敗を3で止めた。
試練の5月
大谷はホワイトソックスのバッテリーに高低で揺さぶられ、2三振を喫して無安打に終わった。
一回、時速152キロの直球で今季初の死球を右ふくらはぎ付近に受け、大声を上げて苦悶の表情を浮かべた。二回は高めを打ち上げて三邪飛。四回はつり球の直球で追い込まれた後、内角低めのスライダーを振らされた。一転して七回は低めに集められて空振り三振、八回は全て高めのボールで遊ゴロに抑えられた。
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ホワイトソックス戦の1回、死球を受けるエンゼルス・大谷。投手コペック=シカゴ(共同)
試練の5月を迎えている。今月に入って11度目の無安打となり、月間打率は2割2分9厘と低空飛行。3割を超えていた打率は2割6分3厘に落ち込んだ。27日の試合後に「(球の)見え方自体はそんなに悪くない」と話していたが、我慢できずにボールゾーンに手を出してしまっている。(共同)