大阪府泉佐野市の集合住宅で交際中の女性(18)に殴る蹴るの暴行を加えて殺害したとして、自営業の山中元稀(げんき)容疑者(22)が殺人容疑で送検された事件で、大阪府警捜査1課は30日、女性に床に付いた血をなめろなどと脅したとして強要容疑で山中容疑者を再逮捕した。
府警によると、山中容疑者は「床に散らかった血や髪の毛を、雑巾を使わずに掃除しろと言った」と供述し、容疑を認めている。
再逮捕容疑は5月7日夜、泉佐野市鶴原の集合住宅の一室で、出血を伴うけがを負っていた同居中の女性に対し、「(床に付いた血を)全部なめまわせ」「髪の毛を食え」と強要したなどとしている。
府警によると、山中容疑者は女性と今年3月中旬から交際し、事件前に交友関係をめぐって口論になったと供述。山中容疑者のスマートフォンには、女性が血だまりのある床に座り込んでいる画像や、血を吸う様子を撮影した動画が残っていたという。