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モスクワに無人機攻撃、大きな爆発音 「2人負傷」 

ロシア国防省は30日、モスクワに同日朝、ウクライナの無人機8機による攻撃があり、全て撃墜したと発表した。ソビャニン・モスクワ市長は集合住宅が軽微な損傷を受け、市民2人が軽傷を負ったと明らかにした。

昨年2月のウクライナ侵攻開始以降、モスクワで無人機攻撃による市民の負傷者が伝えられたのは初めて。今月3日にはモスクワ中心部のクレムリン(大統領府)がウクライナによるとみられる無人機攻撃を受けた。

ロシア主要メディアによると、無人機は早朝、主にモスクワ南西部郊外に飛来。国防省は対空システムなどで破壊したとしているが、モスクワ市南西部の数カ所で高層住宅などが被害を受けた。住民が一時避難した。

ロシア紙RBK電子版は治安筋の話として、飛来した無人機は10機以上だったと報じた。多くは郊外のモスクワ州上空で破壊されたとみられ、大きな爆発音が響いた。(共同)

無人機攻撃があったとされるモスクワの集合住宅に集まる救急車や消防車=30日(ロイター=共同)
無人機攻撃があったとされるモスクワの集合住宅に集まる救急車や消防車=30日(ロイター=共同)

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