トルコで28日、大統領選の決選投票が行われ即日開票された。第1回投票で首位だった現職エルドアン大統領と、2位の野党統一候補クルチダルオール氏の一騎打ちで、約20年にわたる長期政権の是非が問われる。アナトリア通信によると、開票率約40%の段階でエルドアン氏がリードしている。
エルドアン氏は投票後「(決選投票は)トルコの民主主義で初めてだ。投票に参加してほしい」と呼びかけ、クルチダルオール氏は「国民の良識を信じている」と訴えた。
14日の第1回投票の得票率はエルドアン氏が49・5%、クルチダルオール氏が44・9%だった。クルチダルオール氏リードとの世論調査を覆す結果で、苦戦を強いられたエルドアン氏が勢いづいた。同時実施の議会選では与党連合が過半数を獲得している。(共同)