北朝鮮、オランダを非難 サッカーでビザ拒否か

北朝鮮の国旗(ロイター)
北朝鮮の国旗(ロイター)

北朝鮮サッカー協会報道官は28日付で、オランダ政府が6月27日から同国で開かれるサッカーの女子軍人世界選手権大会に絡み、参加を予定していた北朝鮮選手団への入国ビザの発給を正当な理由もなく拒否したとし、「政治的敵対行為として強く糾弾する」と非難した。

また大会への選手団派遣を取りやめたと表明した。朝鮮中央通信が29日報じた。

北朝鮮は最近、中国浙江省杭州で9月に開幕するアジア大会や、国際重量挙げ連盟(IWF)が6月にキューバで行うパリ五輪予選への選手の出場登録を行い、新型コロナウイルス禍が始まって以来止めてきたスポーツの国際大会出場を再開する動きを見せている。

オランダがビザ発給を拒んだことが事実かどうかなど詳しいことは不明。

サッカー協会報道官は、オランダの行為はスポーツの使命への冒瀆だと主張。主催団体にオランダの行為を問題視するよう求めた。(共同)

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