10月に「相撲発祥の地」で大相撲巡業 奈良県桜井市 100人の力士が参加

大相撲桜井場所をPRする千田川親方(左)と松井正剛市長
大相撲桜井場所をPRする千田川親方(左)と松井正剛市長

「相撲発祥の地」とされる奈良県桜井市で、10月に大相撲秋巡業「桜井場所」が行われることが決まり、同実行委が29日、桜井市役所で発表会見を行った。

相撲発祥の地を巡っては諸説あるが、日本書紀には当麻蹴速(たいまのけはや)と野見宿禰(のみのすくね)が初めて天覧相撲をとった記述があり、桜井市の相撲神社がその場所にあたるとされていることから市は相撲発祥の地としてPRしている。

大相撲桜井場所は当初、令和2年3月に開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期となっていた。会見に出席した日本相撲協会巡業部の千田川親方(元小結闘牙)は、「桜井場所の成功に向けて相撲協会一丸となってお手伝いさせていただきたい」と決意表明。幕内以上の力士を含む約100人が参加予定で、県出身力士の参加も検討しているという。

大相撲桜井場所は10月20日午前9時~午後3時、同市の芝運動公園総合体育館で行われる。チケットは、6月1日から市観光まちづくり課(平日午前9時~午後5時)、チケットぴあで販売予定。また、ふるさと納税の返礼品としてもチケットを提供する。巡業に関する問い合わせは奈良イベント.com(080・7302・2087)、ふるさと納税は市税務課(0744・42・9111)。

会員限定記事会員サービス詳細