ウクライナがクリミア橋爆発への関与認める 情報機関トップ「適切な措置」

ロシア本土とウクライナ南部クリミア半島を結ぶクリミア橋=13日(タス=共同)
ロシア本土とウクライナ南部クリミア半島を結ぶクリミア橋=13日(タス=共同)

ウクライナの情報機関、保安局(SBU)のマリュク長官は29日までに、昨年10月に起きたクリミア橋の爆発について「敵を遮断しなければならない物流ルートだったために適切な措置が取られた」と述べ、関与を認めた。ユーチューブ上でウクライナ人記者の質問に答えた。

クリミア橋はロシアが2014年に併合したクリミア半島とロシア本土を結ぶ要衝で、ロシア側は「ウクライナのテロ」と断定。ウクライナ側は一部高官が関与を示唆してきたが、公式には認めてこなかった。マリュク氏は関与の詳細については言及を避けた。

ウクライナのレズニコフ国防相は28日、英国から供与された空中発射型巡航ミサイル「ストームシャドー」が既に実戦に投入されているとし、「標的への命中率は100%で成果を上げている」とウクライナメディアで語った。一方で冬に向けて「防空システムを強化することが必要だ」と述べた。(共同)

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