ウクライナ空軍は28日、ロシア軍の無人機による攻撃があり、一晩で54機のうち52機を迎撃したと発表した。攻撃は首都キーウ(キエフ)を含む中部地域の軍施設やインフラを狙ったものだとした。キーウ市当局によると、同日未明に撃墜した無人機の破片が落下し、1人が死亡。侵攻後、首都に対する最も大規模な無人機攻撃だった。
ロシアは5月に入り、ウクライナ各地への無人機やミサイル攻撃を激化させている。
ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ南部ザポロジエ州の港湾都市ベルジャンスクでは27日、複数の爆発があった。ウクライナメディアが伝えた。
アゾフ海に面する同市では25日にも爆発が伝えられた。前線から100キロ以上離れており、ウクライナ軍の攻撃だった場合、長距離兵器を使った可能性がある。ベルジャンスクは大規模反攻を控えるウクライナ軍が奪還を視野に入れているとされる。(共同)