ウクライナ選手にブーイング 全仏テニスで握手拒否

女子シングルス1回戦でアリーナ・サバレンカと対戦するマルタ・コスチュク=パリ(ロイター=共同)
女子シングルス1回戦でアリーナ・サバレンカと対戦するマルタ・コスチュク=パリ(ロイター=共同)

28日にパリで開幕したテニスの全仏オープンの女子シングルス1回戦で、ウクライナのマルタ・コスチュク(20)が、1月の全豪オープン女王でベラルーシ出身のアリーナ・サバレンカ(25)に完敗した試合後に慣例の握手を拒み、観客からブーイングを浴びた。

ベラルーシはロシアのウクライナ侵攻を支援する。コスチュクは昨年の全米オープンでも、別のベラルーシ選手との握手を拒否した。

足早にコートを去る中で受けた非難に「応援してくれる人のために全力を尽くしていたので、あのような反応が起きるとは思わなかった」と語った。

サバレンカは記者会見で「なぜ握手をしないかは理解できる」とコスチュクを擁護。「私たちは戦争は支持していない。戦争を止められるなら止めたいが、それは私の手の及ぶところではない」と答えた。(共同)

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