Bリーグチェアマン「改善点、我々にも」 日本テレビの決勝第1戦中継途中打ち切りで

島田慎二チェアマン
島田慎二チェアマン

バスケットボール男子Bリーグの島田慎二チェアマンは28日、プレーオフの日本生命チャンピオンシップ(CS)決勝会場の横浜アリーナで会見し、2度の延長にもつれた27日の第1戦を中継した日本テレビが放送を途中で打ち切った点に関して「改善すべき点はわれわれにもある」と見解を述べた。

千葉J-琉球の決勝第1戦は77-77で5分間の延長戦に入ったが、82-82で残り時間約23秒となった時点で、実況アナウンサーから続きは同社ホームページなどで配信すると告知され、中継が打ち切られた。ツイッターなどでは「この終わり方はひどい」「途中で切るなら中継するなよ」などと対応を批判する意見が相次いだ。試合は再延長の末、琉球が96-93で制した。

島田チェアマンは、今季から判定に関して監督が審判に映像確認を試合中に1度要求できる「ヘッドコーチチャレンジ」が1部(B1)で導入された影響もあり、試合時間が5~10分程度伸びていると明かし、「このご時世、エンターテインメントコンテンツは、時間って重要」と演出のあり方など試合時間短縮に向けた対策を協議し始めたと説明した。日本テレビの中継態勢に関しては「もともと2時間強の枠で放送いただいている。プラス25分の延長枠も設けていただき、1回くらいのオーバータイム(延長)なら許容できる準備があった」と理解を示し、「たまたまダブルオーバータイム(再延長)となってネガティブな声が出たのは残念」と述べた。

会員限定記事会員サービス詳細