青森市長選告示 新人4氏が届け出

立候補者の訴えに耳を傾ける有権者=28日、青森市(福田徳行撮影)
立候補者の訴えに耳を傾ける有権者=28日、青森市(福田徳行撮影)

前市長の辞職に伴う青森市長選が28日告示され、いずれも無所属新人で、元青森商工会議所副会頭の西秀記氏(59)▽元県議の関良氏(65)▽医師の大竹進氏(72)=共産、社民推薦▽不動産会社役員の野崎小三郎氏(44)の4人が立候補を届け出た。投開票は青森県知事選と同じ6月4日。

平成28年から市長を務めた小野寺晃彦氏(47)が任期途中で退任し、知事選に出馬。市長選は小野寺前市政後の県都の街づくりや新型コロナウイルス禍で疲弊(ひへい)した地域経済の回復策などを主な争点に論戦が交わされるものとみられる。

4氏は届け出を済ませた後、第一声を上げ、支持を訴えた。

西氏は「市民力+民間力」をスローガンに、産・学・官・金による「青森市しごと創造会議」の創設やデジタル技術の積極的な導入など、活性化に向けた5項目の重点施策を掲げた。

告示直前に名乗りを上げた関氏は同市議、県議の経験を生かした市政運営を強調。物価高騰対策や雇用の推進、雪害・災害に強い街づくりなど8項目の政策を打ち出した。

大竹氏は市民団体「市民連合あおもり」の共同代表を務めるなど、野党勢力が結集して支える。平和と命と暮らしを守る▽子育て支援▽第1次産業の振興などを公約の柱に掲げた。

野崎氏は「笑顔があふれ 夢を語り合える 将来世代に誇れる街へ」を基本理念に、教育の充実や新たな雇用の創出、医療の充実など、目指す5つの都市像を強調している。

27日現在の選挙人名簿登録者数は23万4853人。

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