大相撲への暴力団らの介入防止や暴力団追放を広く訴えるために、警視庁暴力団対策課などは26日、両国国技館(東京都墨田区)で、啓発イベントを行った。春日山親方(元関脇勢)らが「暴力団に金を出さない」などと書かれたウエットティッシュを配り、暴力団排除を呼びかけた。
イベントには春日山親方のほか、本所、小金井両署員ら約20人が参加。暴対課の幹部らは「(暴力団追放に)協力をお願いします」などと訴えながら、観戦客に啓発品を配った。
春日山親方は「相撲協会は暴力団追放に引き続き協力していく」とし、暴対課の山下恭寛暴力団対策情報官は「大相撲への暴力団らの介入を阻止して、誰もが安心して観戦できるような環境を構築したい」と話した。