反攻作戦開始とウクライナ 欧米兵器でクリミア攻撃も

ウクライナ東部ドネツク州バフムトの前線に配置されたウクライナ兵=22日(AP=共同)
ウクライナ東部ドネツク州バフムトの前線に配置されたウクライナ兵=22日(AP=共同)

ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は24日放映のイタリアのテレビ番組で、ロシア軍に対するウクライナ軍の反転攻勢について「約1500キロの戦線を巡る激しい戦いだが、既に行動を始めた」と述べ、数日前から作戦行動に入っていると指摘した。

また、ウクライナは英国が供与した巡航ミサイル「ストームシャドー」やドイツ製の戦車レオパルトなどで武装していると強調。欧米から供与された兵器について、ロシア領に対しては使わないが、ロシアが併合したウクライナ南部クリミア半島や、ロシアが実効支配する東部ドンバス地域(ドネツク州とルガンスク州)には使用すると明言した。

ポドリャク氏は25日、反攻はロシア軍を倒す複合的な作戦行動で、開始日時は明確ではないとツイッターで説明。敵の兵たんを破壊するのも反攻に当たるとした。(共同)

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