DeNAの新外国人トレバー・バウアー投手が苦戦している。米大リーグで通算83勝を挙げ、2020年にサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)に輝いた超大物だ。初登板となった3日の広島戦では7回1失点とさすがの好投だったが、その後は6回7失点(9日、巨人戦)、2回7失点(16日、広島戦)で2連敗。大リーグで見せていた投球には程遠い内容だった。
理由は調整不足に尽きるだろう。女性への暴行疑惑による出場停止処分もあり、大リーグでの登板は21年6月が最後だったという。空白期間も練習を続け、体を作ってきただろうが、実戦と練習は全くの別物だ。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で証明されたように、日本野球のレベルは高い。ちょっとしたずれに付け込まれている印象を受ける。