ウクライナ東部の医療施設で２５人死傷　露軍がミサイル攻撃

ウクライナ非常事態庁は２６日、東部ドニエプロペトロフスク州ドニプロの医療施設がロシア軍のミサイル攻撃を受け、２人が死亡、２３人が負傷したと発表した。負傷者には２人の子どもが含まれる。ゼレンスキー大統領は同日、通信アプリに「ロシアのテロリストらは人道と誠実さに反する本性を再びあらわにした」と投稿し、非難した。非常事態庁によると、３階建ての建物の他、平屋の動物病院で火災が起きた。交流サイト（ＳＮＳ）には破壊された建物から血を流した人を救助する様子の映像が出回った。

ウクライナ空軍は２６日、２５日夜から２６日早朝にかけてミサイル１７発と無人機３１機による攻撃があったと発表した。一部がドニエプロペトロフスク州と東部ハリコフ州に着弾した。

ロシア国防省は２６日の戦況説明で、同日未明にウクライナ軍の弾薬庫を精密誘導兵器で攻撃し「すべての目標を破壊した」と発表した。（共同）