サミットで確認された結束
先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)が成功裏に終わった。ウクライナのゼレンスキー大統領が訪日し、G7の首脳はもとよりインドのモディ首相とも会談した。ロシアのプーチン大統領のウクライナ侵略に対して、国際社会が結束して糾弾できた。
このところ英国のブレグジット、米国のトランプ前大統領の「アメリカファースト」と、西側の結束は揺らぎ続けていた。2014年のロシアによるウクライナのクリミア半島併合では、米国も北大西洋条約機構(NATO)も指一本動かせなかった。西側の権威は失墜した。