サントリーホールディングス(HD)の鳥井信吾副会長(70)が産経新聞のインタビューに応じ、開幕まで2年を切った2025年大阪・関西万博について、大阪商工会議所の会頭として「健康を増進し、イノベーション(技術革新)を創出する場にしたい」と意気込んだ。その上で、万博会場と大阪市中心部などを結ぶ計画がある目玉の「空飛ぶクルマ」にも乗る考えを示した。
《同社は今年10月、ウイスキーの山崎蒸溜所(大阪府島本町)の建設に着手して100年を迎える》
--新設備を導入します
「現在は蒸溜釜をガスのじか火で熱していますが、二酸化炭素(CO2)が出てしまいます。このため、CO2排出実質ゼロ(カーボンニュートラル)の観点から、技術開発用の小型蒸溜施設に再生可能エネルギー由来の電気で高温加熱できる蒸溜釜をテスト導入します」