月着陸に失敗した日本船の残骸か、米探査機が撮影

月面着陸に失敗したispaceの着陸船とみられる四つの破片(矢印の先、NASAなど提供・共同)
月面着陸に失敗したispaceの着陸船とみられる四つの破片(矢印の先、NASAなど提供・共同)

米航空宇宙局(NASA)は23日、4月に民間初の月面着陸に挑み失敗した日本の宇宙ベンチャーispace(アイスペース、東京)の着陸船の残骸とみられる画像を公開した。本来の着陸予定地点の周辺で、少なくとも4カ所に散乱している。

着陸を試みた翌日の4月26日に米探査機ルナ・リコネサンス・オービターが上空から撮影した画像と、以前の画像を比較し、表面の明るさが変化した場所を探した。今後も光の当たり方や角度が違う条件で観測する。

着陸船は同社の探査計画「HAKUTO―R」の第1弾として昨年12月に打ち上げられ、4カ月余りかけて月まで航行した。だが着陸直前に高度を誤って認識、上空で燃料が尽き、落下したとみられている。(共同)

着陸船、月面に激突の可能性(4/26)



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