林外相「コメント控える」 米駐日大使のLGBT支持動画に

ラーム・エマニュエル駐日米大使(酒巻俊介撮影)
ラーム・エマニュエル駐日米大使(酒巻俊介撮影)

林芳正外相は16日の記者会見で、米国のエマニュエル駐日大使が自身のツイッターに投稿しているLGBTなど性的少数者の権利を支持する動画に対し「ビデオメッセージが発信されたことは承知しているが、コメントは差し控えたい」と述べた。

林氏は「多様性が尊重される社会の実現に向けて引き続きさまざまな声を受け止めて取り組んでいきたい」と強調した。性的少数者への理解増進を図る法案の国会提出を目指す自民党の動きについては「状況を見守りたい」と述べた。

エマニュエル氏は12日に自身を含む15カ国・機関の駐日大使らが出演する動画を自身のツイッターに投稿した。同氏は同性婚などを支持する立場を示した上で、「素晴らしい未来を築く上で不必要な人などいない」と強調。日本に対し「一緒に、日本国憲法と日本国民に誠実になろう」などと呼びかけている。

エマニュエル氏の投稿に対し、ツイッター上には「米国で施行されていないLGBTに関する法律を日本で実現させるのか」「米民主党の価値観を日本に押し付けるのは止めてほしい」など、複数のコメントが寄せられている。

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