「大阪では擁立すべきとの意見が大勢」維新の吉村共同代表 公明現職の選挙区への候補擁立巡り

日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事
日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事

日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)は15日、公明党の現職衆院議員がいる大阪府と兵庫県の6小選挙区への候補者擁立を巡り「大阪では(府内)4選挙区に擁立すべきという意見が大勢だ」と言及。馬場伸幸代表らと相談し、次期衆院選までに判断するとの意向を示した。府庁で記者団の取材に答えた。

地域政党「大阪維新の会」代表でもある吉村氏は、看板政策の「大阪都構想」への協力と引き換えにこれまでは6選挙区で候補者の擁立を見送ってきたと説明。住民投票で都構想が2度にわたって否決されたことを受け、「『本来であれば立てるべき』と地元の議員が思うのは当然だ」と主戦論への理解を示した。

吉村氏によると、一部には擁立に対して慎重な意見もあるといい、候補を擁立するかの判断にあたっては、「都構想で協力してきたことをどう考えるかに尽きる」とした。

14日に大阪市内で開かれた日本維新の会の臨時党大会後、吉村氏は府内4選挙区に関し、府議や大阪市議らから意見を聴取していた。

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