楽天新プラン6月受け付け 三木谷氏「最強を提供」

携帯電話事業の戦略について説明する楽天グループの三木谷浩史会長兼社長=12日午前、東京都世田谷区
携帯電話事業の戦略について説明する楽天グループの三木谷浩史会長兼社長=12日午前、東京都世田谷区

楽天グループ傘下の楽天モバイルは12日、携帯電話事業の戦略に関する報道機関向け説明会を東京都内で開いた。携帯電話を使う地域を選ばずに、高速通信をデータ容量の制限なく使える新プランの受け付けを6月1日に始める。既存の楽天利用者の契約は6月に自動的に新プランに切り替わる。

楽天モバイル会長を兼務する楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は説明会で「スマホ利用は基本的な人権だ。全ての国民に最強のプランを提供する」と語った。

携帯の基地局整備に向けた投資は経営の重荷となっており、楽天グループの2022年12月期連結決算は純損益が3728億円の赤字となった。

この投資負担を軽減するため、楽天モバイルは東京23区や名古屋市、大阪市などでKDDI(au)から回線を借りる契約を新たに結んだ。三木谷氏は、契約などに伴い通信品質は競合する大手3社と比べて「遜色がなくなる」と強調した。

楽天がKDDI回線を利用拡大 5G投資へ注力



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