橋幸夫さん最後のコンサート 歌手引退に「感無量」

ラストコンサートで保科有里さん(左)とステージに立つ橋幸夫さん=浅草公会堂(撮影・田村亮介)
ラストコンサートで保科有里さん(左)とステージに立つ橋幸夫さん=浅草公会堂(撮影・田村亮介)

歌手の橋幸夫さん(79)が1日、東京都台東区の浅草公会堂で「ラストコンサート」を開催した。80歳の誕生日を迎える3日で歌手活動から引退することを表明し、最後のツアーとして令和3年から全国各地を回ってきた。取材に応じた橋さんは「よく63年も頑張ってこられた。感無量です」と語った。

声の衰えを理由に引退を決めた橋さんだが、昭和35年のデビュー曲「潮来笠」や「子連れ狼」など往年のヒット曲をキレのある朗々とした歌声で披露。約千人の観客から大きな拍手を浴びた。

最後の1曲は俳優の吉永小百合さんとデュエットして大ヒットした「いつでも夢を」。歌い終えると「素晴らしい声援、一生忘れません。ありがとうございました」と手を振り舞台を後にした。

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