心理カウンセラーの業界団体が運営する「ウクライナ『心のケア』交流センターひまわり」は29日、ロシアによる侵攻を受け九州で生活する避難民や支援者らとの交流会を福岡県太宰府市の日本経済大で開いた。九州での開催は初めて。参加した約60人は、避難後に日本で結婚したカップルの門出を祝った。
ウクライナ人学生や福岡、熊本で暮らす避難民、支援者が集まり、2月に福岡で結婚した夫婦を歌や踊りで祝福。新郎のユーリー・モロズさん(43)は「日本で結婚できてうれしい。忘れられない日です」と笑った。
全国心理業連合会(東京)は昨年5月、東京と大阪に交流センターを開設。避難民の心のケアを目的に、関東と関西を中心に50回以上交流会を続けている。浮世満理子代表は「九州で支え合えるつながりをつくってほしい」と呼びかけた。