北海道・知床沖で観光船「KAZU・Ⅰ(カズ・ワン)」が沈没した事故から1年となった23日、出港地の斜里町ウトロで、町などが被害者追悼式を開いた。馬場隆町長は「このような事故を二度と起こしてはならない。私たちは決して忘れることはない」と式辞を述べた。
乗客家族のほか、斉藤鉄夫国土交通相や鈴木直道知事、地元関係者ら計約150人が出席した。
一部の家族は式典後、網走市内に保管されているカズ・ワンで献花する。
カズ・ワンは昨年4月23日午後、知床半島西側の観光名所「カシュニの滝」沖合で沈没。これまでに20人の死亡が確認され、6人の行方が分かっていない。