雨でブロック下に空洞ができたことが原因か 4歳児窒息死 宮崎・日南海岸

宮崎県日南市の消波ブロックがある海岸で昨年4月、男児=当時(4)=が砂に埋もれて死亡した事故は、そばを流れる水路の水が砂を吸い出し、ブロック下に空洞ができたのが原因とみられることが21日、県への取材で分かった。海岸を管理する県が調査していた。再発防止のため、水路のルート変更を検討している。

昨年4月29日、秋田県から家族と観光で伊比井海岸を訪れていた男児の行方が分からなくなり、県警などが捜索。地表の2~3メートル下で見つかり、その後死亡が確認された。死因は窒息だった。男児が徐々に埋まっていく様子が目撃されていた。

県が調査した結果、直前まで降っていた雨の影響で、水路付近で勢いが加わった水がブロック下の砂を吸い出し、空洞ができたとみられることが判明した。

男児が砂に埋もれて死亡 宮崎の砂浜

会員限定記事会員サービス詳細