知床観光船の追悼式に海上保安庁の石井長官が出席へ 沈没事故から1年

沈没後、海面上までつり上げられた観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)」の船体=令和4年5月26日、北海道斜里町沖
沈没後、海面上までつり上げられた観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)」の船体=令和4年5月26日、北海道斜里町沖

海上保安庁の石井昌平長官は19日、北海道・知床半島沖の観光船沈没事故から1年となる23日に斜里町で開かれる被害者追悼式に出席すると明らかにした。定例記者会見で「26人もの方が海難に遭われ、いまだに救助できた方がいない事実を重く受け止め、式で気持ちを伝えたい」と述べた。

石井氏は「依然として行方不明の方がおり、捜索を継続する」と説明。積雪などの影響で昨年12月から中止していた海岸部の捜索を、今月22~24日に道警と連携して集中的に実施するとした。

追悼式には斉藤鉄夫国土交通相も出席する予定。

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