防衛省は17日、中国海軍の情報収集艦が大隅海峡を抜けて東シナ海へ航行したのを確認した。同艦は3月下旬から4月中旬にかけて日本列島を右回りに1周する形で航行した。
海上自衛隊は15日午後2時ごろ、種子島(鹿児島県)の北東約70キロの海域を南西へ進む中国海軍の情報収集艦1隻を確認。同艦は16日にかけて、大隅海峡を西へ進み、東シナ海へ向けて航行した。
同艦は3月28日に対馬海峡を抜けて南シナ海から日本海へ出た後、4月3日に津軽海峡を東へ通過し太平洋へ移動。さらに10日に伊豆諸島を抜けて西へ進んでいた。海自掃海艇「つのしま」(呉)やP1哨戒機(厚木)などが警戒監視・情報収集を行った。