阪神が今季初の連敗を喫した。7日のヤクルト戦は本拠地甲子園での今季開幕戦。一回裏に雨で試合が中断するなどコンディションが良くなかった中、4万2千人を超えるファンが駆け付けたが、悔しい逆転負け。岡田監督は「きょうはみんな、あんまりええとこがなかった」と苦笑いを浮かべるしかなかった。
1-0で迎えた七回、好投していた先発の青柳が先頭のオスナに同点のソロ本塁打を被弾。八回に登板した2番手の浜地は1死一塁から山田に勝ち越しの2ランを浴びた。開幕から救援陣が打たれる場面が目立ち、勝利の方程式の確立に向けても、指揮官は「まだカチッとはまらへん」と嘆いた。
一方、打線も一回に中野の犠飛で得点したのみで散発3安打に終わった。「(初黒星となった6日の)広島戦からみんなピタッと止まってしもうたもんな。打つ方も頑張らんと」。この悔しさは次戦で晴らすしかない。(嶋田知加子)