相次ぐ強盗事件や特殊詐欺事件で、実行犯が交流サイト(SNS)の「闇バイト」募集情報に応募していたことを受け、警視庁千住署は7日、帝京科学大学(東京都足立区)の新入学生を対象に、闇バイトの危険性を訴え、加担しないように呼びかけた。
新入学生のオリエンテーションの一環で行われた。千住署生活安全課の小川新一・統括係長は学生に、「SNSの『簡単に稼げる』という情報に飛びつくと、詐欺などに加担することになる。受け子や出し子は、犯罪集団にとって使い捨て。逮捕されても助けてくれない」と注意喚起した。
生活安全総務課によると、令和4年に特殊詐欺に関与したとして、警視庁が摘発した793人のうち、10代は18・9%、20代は44・6%を占めていた。