奈良県教育委員会は31日、県立学校や市町村立小中学校などの定期異動(4月1日付)を発表した。退職者を含む総数は1459人(前年度1689人)で、新校長は49人(同61人)、新教頭は52人(同67人)。女性管理職は過去最多の149人(同143人)となった。
小中学校では採用後10年以内に特別支援教育を複数年経験することを進めており、初回異動対象はこれまでの4~7年から4~10年勤務者となり、今回の異動規模は縮小した。高校では地域・学科間や若手教職員の異動などを進めた。小中学校、高校などの全管理職に占める女性の割合は22・6%となった。退職は3月31日付。
五條市の北宇智小と五條東小が統合し新たな五條東小に、下市町の下市小と下市中が統合し新たな義務教育学校の下市あきつ学園となる。
また、教員免許更新制の廃止に伴い研修体系の構築などを進めるため次世代型教職員支援センターを設置する。教職員のメンタルヘルス対策を充実させる推進室も設ける。