江戸川で遺体で発見の3歳男児 死因は溺死の可能性

江戸川の河川敷周辺を調べる捜査関係者ら=31日午前、東京都江戸川区(松井英幸撮影)
江戸川の河川敷周辺を調べる捜査関係者ら=31日午前、東京都江戸川区(松井英幸撮影)

千葉県警は1日、東京都江戸川区東小岩の河川敷付近で発見された千葉県市川市の園児、吉田朔ちゃん(3)の遺体を司法解剖した結果、溺死の可能性があると発表した。県警捜査1課によると、解剖結果から事件性をうかがわせるようなものはなかったという。

朔ちゃんは3月30日の昼ごろから市川市の江戸川沿いの「さくら堤公園」を母親らと訪れていて、午後4時ごろから行方不明になった。翌31日午前8時50分ごろ、同公園から江戸川下流に約750メートルの対岸で、捜索していた東京消防庁職員が心肺停止状態の朔ちゃんを発見し、病院に搬送されたが死亡が確認された。

同日午前11時ごろに1歳半の娘を連れて同公園を訪れていた市川市の専業主婦(27)は「(娘が)すぐに走り回るのでひと時も目を離さないようにしている。小さいから目線が低くて見えないこともある」と話し、「親御さんは悲しんでいると思う」と言葉を詰まらせた。

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