J1史上初、前半で4得点 湘南の町野「歴史に名」と喜び

湘南―G大阪 前半、先制ゴールを決めた湘南・町野(右)=レモンS
湘南―G大阪 前半、先制ゴールを決めた湘南・町野(右)=レモンS

サッカーの明治安田生命J1リーグは1日、サンガスタジアムbyKYOCERAなどで8試合が行われ、湘南は町野が前半だけで4ゴールを挙げてG大阪に4―1で快勝した。

J1史上初めて、前半だけで4ゴールを奪う離れ業を演じた。昨年のワールドカップ(W杯)カタール大会で代替招集された湘南の町野が、プロ6年目で初のハットトリック。「歴史に名を残せてうれしい」と、チームメートのサインが入った試合球を大事そうに脇に抱え、笑みを浮かべた。

3月の日本代表の活動を終えてチーム合流後、まともに練習できたのは1日だけだった中、圧巻のゴールショーだった。前半21分、日本代表GKの谷がボール処理を誤ったミスを逃さず無人のゴールへ蹴り込んで先制。38分には、こぼれ球を迷わず右足で決めた。

3点目は巧みさが際だった。40分、右FKが流れてゴール左奥で拾うと「クロスを上げると思われていたと思うので」と、裏をかいて角度のない位置からGKの頭上を越す正確なシュートを放った。勢いそのまま2分後にも畳みかけた。

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