「韓国を代表する放送」というKBS(韓国放送公社)は国民の受信料で経営されているので日本のNHKに似た公共放送である。そのKBSテレビが毎週日曜の夜、「歴史ジャーナル」というトーク番組を放送している。学者やタレントが面白おかしく歴史を語り合うもので、開局50周年記念としてこのところ現代史を取り上げている。
その中で韓国経済発展の象徴として「高速道路と自動車産業」や「浦項総合製鉄所(POSCO)」の歴史が成功物語として紹介されていた。前者は3月5日と19日に放送されたが、いずれも〝日本抜き〟には語れない歴史であり、いわゆる徴用工補償問題とも深くかかわっている。
ということで大いに注目したのだが、案の定というか、見事な〝日本隠し〟になっていてあらためてため息が出る思いだった。