孟晩舟氏「事件終わった」 ファーウェイ

ファーウェイ決算の記者会見で話す孟晩舟氏=中国広東省深圳(共同)
ファーウェイ決算の記者会見で話す孟晩舟氏=中国広東省深圳(共同)

米当局の要請に基づきカナダで拘束され、2021年に中国に帰国した中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟副会長兼最高財務責任者(CFO)は31日、「私の個人の事件は終止符を打った」と述べ、拘束は過去の出来事だと強調した。

広東省深圳の本社で開かれた22年の年間決算の記者会見で「米国への出張に影響は出ているか」との質問に答えた。

孟氏は18年に拘束された。米国の対イラン制裁を逃れるため銀行に虚偽の説明をしたなどとして米国で起訴されたが、司法取引が成立し、21年9月に帰国。今年4月1日からは半年間、ファーウェイの経営を指揮する輪番会長を務める。(共同)

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