5月ごろを予定していた日本の主力機H2Aロケット47号機の発射が、8月以降に延期されることが31日、関係者への取材で分かった。3月に発射に失敗した新型主力機H3ロケット1号機と共通する部品を使っていることを考慮した。
昨年10月には小型機イプシロンロケット6号機が失敗し、新たな発射の見通しが立たない状態が続いている。日本の基幹ロケットがいずれも発射できない事態となった。
H3の1号機の失敗は、2段目エンジン内部で過大な電流が生じ、電源供給が遮断されたことが原因の可能性が高いと分析されている。2段目エンジンは、H2Aと共通の機器を使用していた。