在中国日本大使館は31日、新型コロナウイルスの影響で激減した中国人のインバウンド(訪日客)を回復させようと、日本の魅力をアピールするイベントを北京で開き、約350人の中国人が参加した。
特設ステージでは徳島県の阿波おどりや沖縄伝統の弦楽器「三線」の実演が披露されたほか、マグロの解体ショーも行われた。垂秀夫駐中国大使があいさつし、日本を旅行するよう会場の中国人に呼びかけた。日本の航空各社や旅行会社、ホテルがブースを出展し、日本旅行について説明した。
中国政府はコロナ対策のため停止してきた海外への団体旅行を徐々に解禁しているが、日本はまだ対象外で、日本の旅行業界は集客力が見込める団体旅行の早期解禁を期待している。(共同)