米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平は30日、曇り空で気温11度の寒さの中、敵地オークランドでのアスレチックス戦との今季開幕戦に「3番・投手」の投打二刀流で先発出場した。
2年連続の開幕投手となったマウンドで、先頭のケンプへの第1球はスライダー。四球としたものの後続を打ち取って無失点スタート。四回の1死二、三塁のピンチには一段ギアを上げてシンカーや162キロのフォーシームで連続三振を奪って失点を許さず、大谷は右手でガッツポーズしながら吠えた。6回を93球、2安打無失点、3四球、毎回の10Kで降板した。防御率は0・00。2年連続開幕投手で、昨季は好投したが黒星がつき、今季も救援投手が打たれ、勝ち星はならなかった。
打つほうは、一回2死走者なしの第1打席は相手先発の左腕マラーの外角攻めでスライダーに空振り三振。四回無死一塁での第2打席はフォーシームを振り抜き、強い打球の右前打。六回1死走者なしの第3打席は2番手右腕ジャクソンに空振り三振。八回2死二塁での第4打席は4番手右腕メイに申告敬遠。3打数1安打、2三振、1敬遠。
試合は五回にエンゼルスが1点を先行したが、八回に3本に長短打でアスレチックスに逆転され、1-2で敗れた。