ウクライナ五輪予選欠場へ ロシア選手参加なら

国際オリンピック委員会本部の前でロシアとベラルーシ選手の中立での参加判断に再考を求めるウクライナ支援団体のメンバーら=3月、ローザンヌ(Keystone提供・AP=共同)
国際オリンピック委員会本部の前でロシアとベラルーシ選手の中立での参加判断に再考を求めるウクライナ支援団体のメンバーら=3月、ローザンヌ(Keystone提供・AP=共同)

タス通信は31日、来年のパリ五輪に向けた予選にロシア選手が参加する場合、ウクライナの選手が欠場すると報じた。ウクライナのネムチノフ閣僚会議相が明らかにした。

国際オリンピック委員会(IOC)がウクライナ侵攻で除外が続くロシア、ベラルーシ両国選手の復帰に向け「中立」など諸条件を各競技の国際連盟に勧告したことを受けた対応。ウクライナ・オリンピック委員会の理事も務めるネムチノフ氏はテレビを通じ「ロシア選手の参加しない予選のみに参加するとの指針を決定した。この要件に従わない参加は(各競技の)連盟から代表資格を剝奪する根拠となり得る」と述べた。

IOCのバッハ会長はロシアとベラルーシ選手の参加が認められた場合に、五輪のボイコットも辞さないウクライナ・オリンピック委員会の構えに懸念を示していた。(共同)

会員限定記事会員サービス詳細