ヌートバーが開幕戦で1安打 WBCに続き両親観戦 敗戦でペッパーミルなし

ブルージェイズ戦の6回、左前打を放つカージナルスのヌートバー=セントルイス(共同)
ブルージェイズ戦の6回、左前打を放つカージナルスのヌートバー=セントルイス(共同)

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に日系選手として初めて選ばれ、優勝に貢献したラーズ・ヌートバー外野手(25)が30日、米大リーグのカージナルスの一員としてセントルイスで行われたブルージェイズとの開幕戦に出場した。

「2番・左翼」で4打数1安打だったが、チームは9―10で敗れたこともあり、こしょうをひくしぐさの「ペッパーミル」を披露する場面はなかった。「望んだ結果ではなかったが、ポジティブな面もあった。大事な開幕戦で、WBCがいい準備になった」と語った。

母親の久美子さん(57)と父親のチャーリーさん(56)がWBC同様に球場で観戦した。試合前の練習では、息子が仲間と談笑する姿を見つめた久美子さんは「WBCとはまた緊張感が違いますね。日本でも米国でもチームメートに本当に恵まれていると思います」と、うれしそうに語った。(共同)

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